ASA BLOG

『あんたプロなんだろ!なんとかしろよ!』

私の大して長くない社会人経験で、クライアントから言われた一番衝撃的な言葉です。

 弊社で行っている主なサービスである「資産流動化(ファンドビジネス)」は、いろいろな方が関わって運営されています。案件を組成する「アレンジャー」、期中の運営管理に係る判断をされる「アセットマネージャー」、融資という形で資金調達をしてくださる「レンダー」、案件に投資して利益を得ようとする「投資家」など。この中で私たちは「プロフェッショナル」として、関係者の皆様のニーズを最大限満たし、案件の円滑な運営を行うことのできるよう、ご報告やご提案、場合によっては関係者間の調整などを行っています。
 このような業務をさせていただいている中で、非常に苦労させられることがあります。それは、「ニーズ(希望)を教えていただけないこと」と「現在の状況を十分に言っていただけないこと」です。

 皆さんが病気になってお医者さんにかかるとき、何も言わず、診察もしないで治療を受けることはないと思います。現在の体調や既往歴、あればアレルギーなどを説明した上で治療を受けると思います。あるいは、「先進医療を駆使して病状の完治をしたい」のか「保険の範囲内で出来る治療をしたい」のか等、治療に関しての希望を仰ることもあるかと思います。ご存知の通り、個人の状況に応じて病気の診療法がことなる場合…最悪、診療の効果が正反対になってしまう可能性があるからです。

 しかしながら、ビジネスを行うにあたって、弊社へ依頼をいただく際には「うまくやっておいて」というような曖昧なご依頼を受ける場合がしばしばございます。(ちなみにこちら、会社ですとよく上司と部下の間で見受けられるやりとりですが、「(部下が行うであろう対応について想定の上で)うまくやっておいて」というのと、「(いまいちよくわからないけど)うまくやっておいて」というのでは、対応の難易度が全く異なってくることは皆様ご存知かと思われます。)

 私たちもお医者さんと同じで、案件の状況や関係者の希望、法令や契約上の制約などを総合的に確認した上で出来る限りのご提案等をさせていただくようにさせていただきたいと思っています。しかしながら、いただいた情報が限られている場合にはご提案の内容が至極表面的、一般的なものにとどまったり、最悪クライアントの想定に反して損害を及ぼすようなものとなったりする可能性が出てきてしまいます。
このようなことのないよう、ご自身の希望や案件に係る状況をもれなく、詳しくお話していただきたいと思います。
「若造だから信用できない」などというご意見もあるかと思いますが、それでも餅は餅屋、社内の優秀な知恵を結集して回答をさせていただくよう、日々努力をいたしておりますので…。

なお、冒頭の言葉をいただいたクライアントからは今でも継続してお取引をさせていただいております。
  • クライアントリレーショングループ
  • スタッフ
  • 税理士
  • 池部 晃一郎

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